1ヵ月で自信をつける方法を「日経ウーマン」麓編集長が伝授

日経WOMAN編集長 麓幸子、キャスター 池粼美盤


「日経ウーマン」読者は自分に自信をもっているか?
■「日経ウーマン」の読者は、「自分に自信がない」「もっと自信を持ちたい」という悩みを抱えている人が多い。■アンケートでは「『自信が欲しい』と思いますか?」という質問に9割の読者が「そう思う」「たまに思う」と回答している。■自信をなくしてしまうきっかけとして最も多いのは「仕事での失敗」だ。■一方、自信をもつきっかけも「恋愛」や「ダイエット」などではなく、「仕事で実績をあげる」がダントツだ。自信は仕事で取り戻すというのが現代の働く女性の特徴といえる。■専門家は20代、30代の女性の自己評価の厳しさを指摘している。


自分に自信が持てないという人に共通するもの
■「自信のない人」に共通するのは、自分のいいところに目が向かず、つい批判的にみてしまうこと。■自分の中に『理想像』を見つけ、それと自分とを比較して落ちこむこと、不安に感じることが多い。■また、他人の評価に左右されやすいのも特徴だ。


「自信のない」人が自信を持つためには、まず何から始めればいいのか?
■自信を持つためには「強くなることが必要」というイメージがあるが、自信を持っていない自分を否定せず受け止めること、自分のよいところにも目をむけることが重要だ。■「日経ウーマン」6月号では「自信がある人」と「自信がない人」の1日の過ごしかたや考え方の違いから「自信のある」自分に変身するヒントを探っている。


「自信のある人」と「自信のない人」の違いについて
■「自信のある人」と「自信のない人」との能力差はほとんどない。■「自信のある人」は自分の価値観を持っており、それがぶれず、無理に相手に合わせたりしない。■一方、「自信のない人」は価値観に揺らぎがあり、相手に合わせてしまうことで疲れがちになる。■また、「自信のある人」に共通している点として、心や時間に「余裕」があることがあげられる。■「自信のない人」は「余裕」がなく、そこからミスをしてさらに自信をなくすという悪循環に陥っている。■「自信のない人」は朝いつもより30分早起きして、丁寧にメイクをする、出勤前に仕事の段取りを考えるなど「ちょっとした余裕」をつくる事が大切だ。


その他に自信を育てるための方法は?
■「自信を持つ」ためには資格取得などの時間とコストをかける方法も有効だが、もっとシンプルな方法もある。■例えば「人に優しく振る舞う」とか、「メンターに相談してみる」などお金をかけず毎日コツコツできる事でも自信を取り戻すことはできる。■「日経ウーマン」6月号では「1カ月カレンダーで自分を変える!」と題して、毎日心がけたいこと、自信の芽をつくり、育てていくコツを掲載している。


「毎日心がけたいこと」というのは例えばどんなものか?
■「毎日、達成できそうな目標を1つだけ持つ」は、確実に実現可能なレベルの目標をたて、それを達成し成功体験を積み重ねることで自信の芽を育てることができる。■「今日あったいいことを書き出してみる」事で、自分のいいところを探し出す訓練になり、モチベーションをアップさせるきっかけにもなる。
日経ブロードバンドニュース http://www.nikkei.co.jp/bb/index.html