出光など3社 ガソリン卸価格を値下げ

出光興産とジャパンエナジーコスモ石油石油元売り3社は31日、揮発油税などの暫定税率が3月末で期限切れを迎えるのを前に、4月1日以降に出荷するガソリンの卸価格を22―23円値下げする方針を明らかにした。


ガソリン税は製油所からの出荷時に課税される「蔵出し税」で、製油所と小売店を結ぶ出荷基地の「油槽所」に3月末までに出荷された在庫分は暫定税率分を含んだ税額(1リットル当たり53円80銭)が課税されている。


出光などは出荷場所により価格差が出ないように、油槽所の在庫と、4月以降、製油所から出荷するガソリンの税額を合算し、値下げ幅を計算する。4月の卸値は22―23円の引き下げになる見通し。


一方、石油元売り最大手の新日本石油は4月1日以降、製油所から出荷されるガソリンの卸価格を暫定税率分の1リットル当たり25円10銭値下げするが、3月末までに出荷されて油槽所に保管されている在庫については暫定税率を含んだ税額を卸価格に上乗せする。
[ 2008年03月31日 09:52 速報記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080331007.html