落とした財布が戻る確率はわずか20% 英調査(CNN)


CNN 2010年8月19日
http://www.cnn.co.jp/fringe/AIC201008190013.html

落とした財布の5つに4つは戻らない 民間調査


ロンドン(CNN) 拾った財布を届け出たり持ち主を捜したりする人は5人に1人――英セキュリティー企業が18日、このような調査結果を発表した。


だがその一方で、財布を拾ったら持ち主に返すと答える人は、5人中3人に上るという。


調査結果を見ると人間の良心を疑いたくなるが、調査を実施した企業は、自身の持ち物に十分注意するよう促している。


調査では、英国の5つの都市(ロンドン、バーミンガムカーディフグラスゴー、リーズ)で、財布を20個ずつ落とす実験が行われた。落とした場所は、ショッピングセンターや博物館、カフェ、駐車場、路上、公共交通機関。それぞれの財布には、10ポンド(約1300円)の現金のほか、写真、チケット、レシート、名刺を入れておいた。


その結果、戻ってきた財布は20%のみだった。


戻る確率が最も高かったのは博物館で落とした財布で、47%が戻ってきた。ショッピングセンターで落とした財布は約3分の1が戻ってきた。一方、カフェや公共交通機関で落とした財布は1つも戻ってこなかった。


5つの都市の中ではロンドンが最も良心的で、戻ってきたすべての財布には現金が全額残っていた。これとは対照的に、バーミンガムでは落とした財布の4分の1が戻ってきたがすべて空だったという。